●免疫系
 免疫系は、生体内で病原体などの非自己物質やがん細胞などの異常な細胞を認識して殺滅することにより、生体を病気から保護する様々なシステムが集積した一大システムです。

 免疫系が異常を起こすと病気になる場合があります。免疫系の働きが低下すると「免疫不全病」が起こり感染の繰り返しや生命を脅かす感染が起こされます。反対に自己免疫疾患などは、正常な組織に対しあたかも非自己物質に対するように攻撃を加える、免疫系の活性亢進からもたらされるものです。
 
 
■免疫機能低下
:細菌やウイルスによる感染症や伝染病にかかりやすくなるほか、傷口治癒の慢性化、エイズ、腫瘍の発生など。
■免疫機能亢進
:アトピー、アレルギー症、自己免疫疾患(リウマチ、膠原病、甲状腺機能異常、劇性肝炎、SARS、SLEなど)、糖尿病など。


●霊芝による康復法
⇒リンパ球、マクロファージなどの増殖・抑制に関する適正調整
 霊芝は、免疫系に対して調整的な双向性があるため、様々な免疫失調症に改善効果があると考えられます。特にリンパ球増殖の調節、免疫因子産生の促進、マクロファージ、NK細胞の活性化、造血芽細胞の促進等によって、生体の免疫バランスが保たれ、疾病の予防、寛解、治癒や生体機能恒常性の維持などに有効な作用を発揮すると期待されています。

【免疫系に対する霊芝のデータ一覧】
○ 霊芝のリンパ球増殖への影響
○ 霊芝と抗がん剤投与によるリンパ球増殖抑制への影響
○ 霊芝のマクロファージへの影響
 ・霊芝のマクロファージ貪食機能への影響
 ・霊芝のマクロファージIL-1産生への影響
 ・霊芝のリンパ球IL-2産生への影響
 ・霊芝のTNF産生への影響
○ 霊芝の腫瘍細胞への影響
 ・霊芝とマクロファージ共同培養の上澄みのP388細胞増殖への影響
 ・霊芝とマクロファージの培養液のP388細胞アポトーシスへの影響
 ・霊芝の微小残留白血病マウス生存期間への影響
○ 霊芝のラット実験性肝臓癌への作用
○ 霊芝の肺癌患者への投与データ
○ 霊芝のマウス移植心臓生存期間への影響
○ 霊芝の自己免疫性関節炎への影響
 ・霊芝のラットの佐剤性関節炎への影響
 ・霊芝のラットのコラーゲン性関節炎への影響
○ 霊芝のアレルギー反応に対する影響
 ・霊芝のForsman皮膚血管炎への影響
 ・霊芝の足の遅延性アレルギー反応への影響
 ・霊芝の耳の遅延性アレルギー反応への影響
 ・霊芝の触性皮膚炎への影響



※詳細は『HM真菌エビデンス』(微小循環研究所 刊/本体価格1,000円+税)をご覧ください。