テラフォトン療法の研究

 細胞機能から健康を回復させるテラヘルツ波の可能性が現実のものとして拓けてきています。当学会では、このテラヘルツ波とフォトン(光子)における研究開発を慎重に積み重ねてまいりました。数々の驚くべき改善事例により、日本の康復医学の主力療法の一つとしての使用が注目されています。

■若さとは
「若さ」とは何か? それは「肉体的に新鮮で元気なこと」。そして“最も新鮮で元気”なのは赤ん坊です。赤ん坊や幼児の若さを確定するものは体を形作っている細胞の機能であり、それはすなわち生体分子の運動量の多さ(分子運動の活発さ=原子の振動)にほかならないのです。分子運動とは、物質を構成する分子・原子の不規則・無秩序な微視的運動のことです。この分子運動には、並進・回転・振動の3種類があり、これらの運動エネルギーが“熱”として表れます。

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 微生物から人間まで、すべての生命活動は、細胞内の生体分子同士の反応の連続(=生化学ネットワーク)によって営まれています。近年、観察技術の急速な発展により、1分子単位の運動やゆらぎが生命機能に重要な役割を果たしていることが明らかになってきました。つまり、生体分子1つ1つの運動が細胞の若さを決定しているということです。いいかえれば分子運動(=原子の振動)の衰えが病気や老化を招く原因ともいえるのです。

 今まさに、さまざまな研究機関や企業で取り組んでいる“テラヘルツ波”ですが、技術的な課題も多く、実用段階に至るには時間がかかりそうです。
 しかし、私たちは研究の中ですでに多くの症例に対する効果を目の当たりにしており、康復医学における“テラヘルツ再生医療”の可能性を確信しています。
 現在、抗老化、自律神経安定化、酸化・傷病の痛みの緩和の3つの作用に関しての研究を進めております。

 ■抗老化(分子活性)
人体を構成している分子の若さは、分子栄養学だけからでは語れない。それは分子の活動量の大きさによるところが大きい。テラフォトン療法は、衰えた生体分子に再度勢いを与えることで、身体的な細胞機能だけでなく、考え方まで新鮮でポジティブになっていく。
 ■自律神経の安定(ストレスの解消)
体温をはじめとする自律神経機能、ホルモン分泌、免疫反応など多くの生理反応に認められる約24時間周期の概日リズムや、ストレスや心拍数に影響する交感神経・副交感神経に対して、テラフォトン療法は自律神経系のバランスを整え、安定作用をもたらすことが期待されている。
 ■酸化・傷病後の痛みの緩和
傷病は分子活動が弱ったり停止したりすることで、その場所に痛みの症状が表れる。しかし、分子を構成する量子場領域には、現代薬をもってしても入り込むことができない。テラフォトン療法は、酸化や傷病で弱った生体分子を量子場領域から調整して活性化させ、痛みを緩和させる。